2019/12/28(土)【セラピスト、インストラクター向け講座】 筋肉・関節へのアプローチ 肩~上肢編 at 神戸

2019/12/28(土)【セラピスト、インストラクター向け講座】

筋肉・関節へのアプローチ 肩~上肢編 at 神戸

肩から指まで上肢の骨、関節、筋肉について学ぶセラピスト、インストラクター向けの講座です。

実際に体に触れながら骨、筋肉、関節の正確な位置を触診する方法を学ぶと同時にマッサージ、ストレッチ、関節の調整法など各部へのアプローチの仕方を学習していきます。

難易度

中級

日時

2019/3/30(土)15:45~17:45

場所

Hal Cure

神戸市中央区二宮町4-23-5ニュージョイハイツ102

料金

20,000円(オンライン解剖学講座受講生の方は15,000円)

※お申し込みはメッセージまたはatme.paris@gmail.comにご連絡お願いします。

その際、お名前・メールアドレス・お電話番号・ご職業を

お知らせください。

講師

古田大祐 (フルタ ダイスケ)

アンサンブル手技療法アカデミー代表

ワタナベ総合手技療法研究所所長

柔道整復師

解剖学講師

柔道整復師として来院者数1日平均200人を超える兵庫県尼崎市の渡辺接骨院にて20年以上臨床をしています。

同時に治療法の研究を続け、フランスでオステオパシーと音楽家専門の治療を学び、ベルギーの治療家ライセンスを取得しました。

こうしたバックグラウンドから独自の治療法を作り出して一般の方、アスリート、音楽家など幅広い層の方々の治療、コンディショニングを担当しています。

指の関節の変形について

指の第一関節が変形してくるへバーデン結節という疾患があります。

原因はまだよくわからないことも多いようですが、おそらく使いすぎや加齢、ホルモンの影響など色々な要素が重なって発症するのではないかと考えられています。

症状としては第一関節が腫れたり、コブのようなものが出来たり、形が変わってしまったり、痛んだりと色々です。

発症したからといって全ての症状が出るわけではありません。

このへバーデン結節は珍しい疾患ではなく非常によくみられ、女性に多いのも特徴です。

ちなみに第二関節に起きる変形もあり、こちらは”ブシャール結節”と呼ばれますが、へバーデン結節の方が一般的な知名度が高いようです。

この両者は基本的には同じようなメカニズムで発症すると考えて良いと思います。

ではこのような症状になってしまったらどうすれば良いのでしょうか?

処置方法を考えるために、まずはどのようなメカニズムで発症するのか?をみていきましょう。

関節の変形のメカニズム

骨と骨のつなぎ目を関節と呼びます。

この関節の中で向き合う骨同士は、軟骨という組織を介して向き合っています。


年齢を重ねると、この軟骨が減少してくることがあります。

それによって関節の噛み合わせが変わり、外見上も形が変わってしまうこともあります。

へバーデン結節ではこの様な状態になっていると考えられます。

指の使い過ぎによって関節の隙間が狭くなり、軟骨に負担がかかりすぎるため、加齢とともに軟骨がすり減り、関節の変形が進むと考えられます。

筋肉や関節周囲の組織が硬くなることによって、本来スペースがあるはずの骨と骨の距離が近くなってしまうことによって軟骨にストレスがかかり、少しずつ変形してくるのではないかと考えられます。

ホルモンの影響

関節を変形させる要因として他にホルモンの影響も考えられます。

へバーデン結節の発症に関与すると考えられるのはエストロゲンというホルモンです。

これは卵胞ホルモンとも呼ばれ、いわゆる女性ホルモンの一種です。

へバーデン結節は、このエストロゲンの分泌が減少する妊娠中、産後、更年期に発症しやすくなります。

それはエストロゲンには組織の腫れを抑える作用がある為、分泌量が減るタイミングで体の各組織に腫れが生じやすくなるからです。

処置方法

では具体的な処置方法を考えていきましょう。

手軽に出来る処置方法は三つあります。

まず一つ目は氷で冷やす事です。

冷やす事で腫れの原因にもなる熱を取り除くことができます。

また鎮痛効果も期待できます。

この際に出来れば湿布や保冷剤よりも氷を使用してください。

氷水に指をつけるのが最も効果的です。

少なくとも10分程度はしてみてください。

最初は冷たくて痛みますが、徐々に慣れてきます。

二つ目はマッサージやストレッチです。

指を動かす筋肉を柔らかくする事で関節の隙間を広げる事ができます。

ヘバーデン結節の場合、指の動きに関わる筋肉を緩める必要があります。

具体的には前腕部や手の平などへのアプローチになります。

三つ目はテーピングです。

テーピングを痛む関節の上に1周巻きます。

そうする事で圧迫して腫れを抑えると同時に、関節の隙間を広げる効果も期待できます。

この際に伸縮性のあるタイプのものを使用すると、さほど違和感無く過ごせると思います。

ヘバーデン結節でお悩みの方は是非これらの処置を試してみてください。

リラックスさせるタッチを学ぶWS

今回のワークショップでは“リラックスさせる為に効果的な触れ方“をテーマに学びを深めていきます。

”受け手の気分を落ち着かせて安心感を与えるタッチとはどのようなものか“を知るすぐに使える実技と理論をまとめた1時間半の講座です。

自律神経調整の為のテクニックとして頭蓋骨と仙骨の触り方も併せて学びます。

専門知識がなくても受講して頂けますので、お気軽にご参加ください。

難易度
入門〜初級

日時
2019/10/26(土)15:30〜17:00

料金
10,000円

場所
Hal Cure
神戸市中央区二宮町4-23-5ニュージョイハイツ102

講師
古田大祐 (フルタ ダイスケ)

柔道整復師として来院者数1日平均200人を超える兵庫県尼崎市の渡辺接骨院にて20年以上臨床をしています。

同時に治療法の研究を続け、フランスでオステオパシーと音楽家専門の治療を学び、ベルギーの治療家ライセンスを取得しました。

こうしたバックグラウンドから独自の治療法を作り出して一般の方、アスリート、音楽家など幅広い層の方々の治療、コンディショニングを担当しています。

膝の成長痛の処置方法

成長痛の場合は基本的に筋肉が成長して骨の長さに追いついてくると痛みは和らいできます。

それまでは基本的には安静にするのが一番良いです。

また、少しコツが要りますが、太ももの前の筋肉をストレッチしたり、膝下の痛む箇所をアイシングするのも症状を和らげる効果があります。

どうしてもスポーツを継続しなければいけない場合はテーピングや専用のサポーターなどで対処することもあります。

太ももの前の筋肉はお皿を超えて膝の下の出っ張りについています。

この箇所が上に引っ張られて痛みを生じているので、この牽引力を弱めることで対処します。

具体的には二つ方法があります。

まず一つ目はテーピングでお皿を下に下げるという方法です。

お皿が上に上がらないようにテーピングで動きを制限すると、痛みの出る箇所にかかる牽引力が和らぎます。

これによって症状を緩和させるのが最も手軽にできる方法です。

もう一つは”オスグッドバンド”と呼ばれるサポーターを利用する方法です。

これはお皿の下に圧迫がかかるように出来ている特殊なサポーターで、痛みのでる箇所の上を圧迫し、牽引力のかかる場所をずらすことで痛みを和らげる方法です。

しかしながらあまり無理をしすぎると骨の付着部が引っ張られ続けて変形が残ってしまったり、さらに酷い場合は剥離骨折を起こすこともあり注意が必要ですので、専門家のアドバイスのもと対処していくことをおすすめします。

成長痛について

①骨の伸びるメカニズム


成長期の子供が足の痛みを訴えることがあります。

これは骨が長くなることによって生じていることが多く、”成長痛”と呼ばれます。今回はこの”成長痛”の発症するメカニズムを紹介します。


子供の骨の端の方には”成長線”と呼ばれる箇所があります。

この部分は軟骨で出来ているのですが、成長していくにつれてこの軟骨が骨に変わっていくことで骨が長くなります。

実際のところ個人差が大きいですが、一般的に男の子で18歳、女の子で15歳くらいまで新しい骨ができると言われています。

ちなみに成長期にレントゲンを撮るとこの部分は写らないので、骨の途中に隙間があるように見えます。

なのでこの隙間がある間はまだ背が伸び続けていると考えられます。逆にこの隙間がなくなると骨の成長も終了したと言えます。

②成長痛の起こる仕組み


この骨の成長があまりにも急激に進んだ場合、そばにある筋肉の成長が骨の伸びる速度に追いついていけなくなる事があります。

こうなると筋肉は長くなった骨によって無理矢理引き延ばされることになってしまいます。

その結果、筋肉が骨に付着している箇所が引っ張られてしまいます。ここに痛みが起こるのが成長痛です。

③よくある成長痛

もっともよくあるのが膝のお皿の下の出っ張りに痛みを生じるケースです。

これは”オスグッド病”という名前で知られています。

太ももの前にある大腿四頭筋という大きな筋肉が付着しているのがお皿の下の出っ張りです。

太ももの骨が急に伸びた場合、成長速度についていけない大腿四頭筋が引き延ばされてしまうので、筋肉が骨についているところが引っ張られて痛みを生じてしまいます。

その次に多いのが踵の後ろ側の痛みです。

ここにはアキレス腱を介してふくらはぎの筋肉がついています。

ふくらはぎの骨が急激に成長した場合、筋肉が引っ張られてしまい、付着している踵の後ろ側に痛みを生じる事があります。

④成長痛の処置方法

このようにして痛みが出てくる訳ですが、筋肉が成長して骨の長さに追いついてくると痛みは和らいできます。

それまでは基本的には安静にするのが一番良いです。

痛む箇所をアイシングするのも症状を和らげる効果があります。

どうしてもスポーツを継続しなければいけない場合はテーピングや専用のサポーターなどで対処することもあります。詳しくは御相談下さい。

セラピストが知っておきたいカラダの話①

『セラピストが知っておきたいカラダの話①』と題して新しい電子書籍を発刊しました。

内容
1.筋肉のはなし
2.骨のはなし
3.関節の仕組み
4.関節の変形について
5.軟骨のサプリメントについて
6.椎間板のはなし
7.姿勢と背骨の関係
8.筋肉をマッサージする時のコツ
9.腰痛の意外な原因
10.骨と筋肉から分泌される”若返りホルモン”
11.椎間板ヘルニアについて
12.喘息と体のゆがみの関係
13.片頭痛と緊張性頭痛の違い
14.呼吸について
15.顎(あご)について
16.腱鞘炎とは?
17.ねこ背のはなし
18.外反母趾のはなし
19.体を柔らかくする方法
20.効果的に筋肉をつけるには

よろしくお願い致します。

腱鞘炎とは?


⑴腱と腱鞘

 腱鞘炎という言葉は耳にされたことがあると思います。

 手首や指の付け根などによく起こる、炎症性の疾患です。

 腱鞘炎になった時、具体的にどのようなことが起きているかみていきましょう。

 まず腱鞘炎とは、その名のとおり、腱鞘(けんしょう)という組織に炎症が起きた状態のことです。 
 
 腱と腱鞘が紛らわしく混同されがちなのでまずこの点を整理していきます。

1.腱とは

 ”腱”というのは筋肉が骨につく前の硬くなった箇所のことです。

 筋肉は縮んだり緩んだりできる”筋腹(きんぷく)”と、その両端にある硬い紐状の”腱”によって構成されています。

 腱自体は伸び縮みは出来ない硬い組織になっていて、筋腹の力を骨に伝える役割を担っています。

2.腱鞘とは?

 一方で腱鞘とは、腱の一部分を覆う鞘(さや)状の組織のことです。

 手首や指など、たくさんの腱が集まる部分に多くみられ、腱を包み込む構造をしています。

 これは近くの腱が擦れて傷むことを防ぐ役割をしています。

⑵腱鞘炎の原因

 この腱鞘に炎症が起きた状態が腱鞘炎で、腱と腱鞘の間に摩擦が起きたり、共通の腱鞘を通る腱同士の間で摩擦が起きたりすることで発症します。

 摩擦で生じるので熱っぽくなったり、動かした際に強い痛みを生じたりします。

 よく手を使う人に発症しやすいですが、手を使う人すべてに発症する訳ではありません。

 この違いは手の使い方にあります。手に負担のかかる状態で使い過ぎた時に発症します。

ホルモンの作用が原因で発症することもありますが、使い方が悪いケースが大半だと思います。

 具体的には前腕部と親指が一直線になっている状態で、手を使っていると腱鞘炎になる確率が高くなります。

 この場合、特に手首の親指側あたりに痛みが出やすくなります。

 一方で、前腕部と中指が一直線に並んだ状態で手を使っている場合は、腱鞘への負担も少なく、腱鞘炎になりにくいと言えます。

 ですので、腱鞘炎に悩まされている方は、まず腕と指の位置関係に気をつけてみてください。

 治療するセラピストの方は、手の平が小指側に傾いた状態を調整すると効果が期待できると思います。

筋肉と腱


1.筋肉の構造

体を動かす筋肉は、真ん中が縮んだり緩んだりできる構造になっていてここを”筋腹(きんぷく)”と呼びます。

おそらく多くの方がイメージで捉えている筋肉はこの部分が相当するのではないかと思います。

中央にある筋腹の両端は、硬い紐状の組織になっていてこれが骨に付いています。

ここは一般によく”スジ”と呼ばれますけれども、これは医学用語ではありません。

正確には“腱”と呼びます。

そして筋肉の始まりと終わりは、必ず関節をまたいでそれぞれ別々の骨についているというのが筋肉の基本的な構造になります。


2.筋肉の収縮と弛緩

続いてこれらがどのようにして体を動かしているのかというのを見ていきましょう。

前述した通り、筋肉は骨から骨についていますけども、この時必ず骨の継ぎ目を超えて別の骨についています。

ですので、筋腹の部分が縮むとこの両端の腱が中央に引っ張られる、骨の継ぎ目である関節が動くわけです。

力こぶをイメージして頂くとわかりやすいかと思いますが、筋腹が中央に収縮していくと筋肉の盛り上がりができます。

この動きによって肘が曲がるわけです。筋腹が縮むことで両端の腱が真ん中に引き寄せられて結果的に骨を引っ張って関節が動く、という仕組みです。

そして筋肉が緩んだ時にはとこのように筋腹の盛り上がりが消えて通常の長さに戻ります。

肘の部分で見ると力こぶが消えて肘が伸びる状態です。


このように伸び縮みできる”筋腹”と硬い紐状の”腱”によって筋肉は構成されています。

そして筋腹が長さを変えることで、体の各部位、関節が動くことができるわけです。

からだを柔らかくする方法


体を柔らかくするためには大きく分けて二通りのアプローチがあります。

筋肉など体の組織を伸ばして物理的に柔らかくする方法と、神経の特性を利用して柔軟性を高める方法の二つです。

これらの効果を順に見ていきましょう。

⑴物理的にからだを柔らかくする

まずは物理的なアプローチ方法です。

体の組織を伸ばすエクササイズとして代表的なものはストレッチです。

筋肉、筋膜などはコラーゲン繊維を多く含んでいますが、このコラーゲンは引っ張られることにより長さが伸びる性質があります。

ですのでストレッチをするとコラーゲンが伸ばされて体が柔らかくなる訳です。

これはシンプルな方法でイメージしやすいと思います。

⑵神経の働きを使ってからだを柔らかくする

次に神経の働きを使って体を柔らかくする方法です。
これには2種類の方法があります。

1.筋肉の中にあるセンサーをコントロールする

一つは筋肉の中にあるセンサーをコントロールする方法です。

筋肉の中には長さを感知するセンサーがあります。

これは筋肉が伸ばされすぎて切れないように、長さを調整するためのものです。

ストレッチなどをして筋肉を伸ばすと、このセンサーが反応して、筋肉に縮むように指令を送ります。筋肉を柔らかくしようと伸ばしているのに、実際には逆に筋肉は縮まろうとして硬くなってしまうのです。

なぜこうした事が起こるかと言うと、筋肉が引っ張られ続けるとやがては切れてしまうので、そうならないように筋肉自体を固くして伸ばされる力に抵抗して体を守っている訳です。

しかしながら弱い刺激を継続的に与え続けると、このセンサーが徐々に慣れてきて筋肉を硬めようとしなくなってきます。

「このぐらいの引っ張られ度合いなら体が壊れる心配はない」と判断する訳です。

こうなると伸ばしていても余裕あるように感じてきますので、もう少し負荷をかけて更に伸ばすようにします。

そうすることで徐々に柔軟性が高まってきます。

この時ゆっくりと呼吸をしながら時間をかけて(少なくとも30秒は)体を伸ばしていくのがポイントになります。

(※逆にセンサーに強い刺激が入るだけの短時間の強い負荷や、反動をつけてのストレッチは柔軟性の向上にはあまり意味がありません。しかしながらスポーツをする前に筋肉を刺激したり別の目的として用いられることがよくあります)

2.反対の働きをする筋肉に刺激を入れる

もう一つは反対の働きをする筋肉に刺激を入れる方法です。

膝を曲げる筋肉と伸ばす筋肉、肘を曲げる筋肉と伸ばす筋肉といった具合に、筋肉には拮抗筋(きっこうきん)と呼ばれる、反対の働きをする筋肉があります。

これらは“片側の筋肉に力を入れて硬くした時には反対の働きをする筋肉は柔らかくなる”という特性を持っています。

ですので膝を曲げる筋肉が硬くなると伸ばす筋肉柔らかくなり、逆に膝を伸ばす筋肉硬くなると曲げる筋肉は柔らかくなります。

この反応を柔らかくしたい箇所に利用する事が出来る訳です。

例えば太ももの裏側やふくらはぎを柔らかくしたい時には、太もも前やスネの前に力を入れれば良い訳です。

具体的には片脚を伸ばして座った状態から伸ばした脚の膝の裏側を床に押し付けるように太ももの前側に力を入れてみます。

同時につま先を自分に近づけるようにスネの前にも力をいれます。

この動きを3秒程度してから伸ばした脚に向けて身体を倒すと、力をいれる前よりも簡単に前屈することが出来ます。

力を入れる前と後でどのくらい動きが変わるか試してみてください。

こうしたメカニズムを理解しておくとからだを柔らかくする際の助けになります。

無理のないように取り組んでみてください。