頭痛について

今回は最近の講義で質問の多かった頭痛の種類について簡単に紹介していきます。

「偏頭痛持ちです」と仰られる方が多いですが、実際に偏頭痛の方はそこまで多くありません。
セラピストでも混乱してる人が多いように感じますので、一度頭痛の種類を整理しておきましょう。
血管障害などの病的なものは別として、慢性頭痛は大きく分けて3種類に分けられます。

1.緊張性頭痛
これが最も多いです。頸部、頭部が硬くなることで頭に行く神経、血管を圧迫され流れが阻害されてしまう結果、頭痛が現れます。デスクワークやスマホの使いすぎ等、長時間頸部を緊張させることで発症します。このケースは肩、首、頭部を緩
め、血流を良くすることで改善することが多いです。

2.偏頭痛(片頭痛)
偏頭痛とは血管が広がり近くに走る神経を圧迫してしまうことで生じる頭痛です。頭皮と頭蓋骨の間を走る血管や、脳の血管が広がることで周囲の神経が圧迫されるためと考えられています。緊張状態から解放されリラックスした際に生じることも多いです。この場合は緊張性頭痛と反対で、血流が良くなった時に生じますので、即効性のある対処法としては冷やしたりカフェインを適量摂取したりして血管を収縮させることが効果的です。緊張性頭痛のようにマッサージや入浴をすると症状が悪化することもあるので注意してください。手技でアプローチするにはいくつかポイントを抑えておく必要があります。

3.群発性頭痛
遭遇する機会は少ないと思いますが、これは数週間から数ヶ月の期間に集中して、ほぼ毎日同じ時間帯に生じる激しい頭痛です。原因ははっきりわかっていません。気圧の変化や血管拡張により生じると言われています。症状が激しい場合は薬を服用してコントロールした方が良いでしょう。治療の考え方としては偏頭痛と同じものになります。

臨床で一番よく遭遇するのは緊張性頭痛、次いで偏頭痛だと思います。
上記の他にも2次性頭痛と呼ばれる他の疾患が原因で生じる頭痛もありますので注意してください。