姿勢と背骨の関係

良い姿勢とは?

“姿勢を正す”というと、背骨をまっすぐにするイメージですが実は正反対です。

適度に背骨が曲がっているのが”良い姿勢“なのです。

背骨の構造

背骨は合計24個あり、これが綺麗に並ぶ事で体を支えています。

首には7個、背中には12個、腰には5個の背骨があります。

この3ヶ所それぞれで、背骨が適度なカーブを作って並んでいるのが正常な状態です。

具体的には首と腰では前側を頂点としたカーブを、背中では後ろ側を頂点としたカーブを描きます。

このカーブがきれいに描けていると、上下の背骨同士がきっちりと噛み合わさって関節が安定します。

これが一番体に負担の少ない姿勢です。


緩やかにカーブする事で、上下の背骨がしっかりと連結し、関節が安定するように設計されているからです。

背骨は適度に曲がっている方が強い

曲がった背骨は一見すると不自然に感じるかもしれませんが、実は背骨にカーブがある方が真っ直ぐに並んでいるよりも姿勢を保つ力は強くなります。

具体的に言うと、首、背中、腰の3ヶ所でカーブした背骨は、力学上では真っ直ぐに並んだ状態の約10倍の強度があるそうです。

背骨がまっすぐになると

一方で背骨が真っ直ぐになってしまうと、上下の背骨の間での連結が弱くなり安定性が失われてしまいます。

そうなると体を支えるために、背骨の代わりに筋肉が働くようになります。

姿勢を支え続ける事で、これらの筋肉はやがて疲労して硬くなってしまい肩こりや腰痛の原因にもなります。

腰を丸めたり、頭を前に突き出した姿勢は、背骨の自然なカーブが無くなった時に見られる典型的な”悪い姿勢“です。

この状態だと腰や首の筋肉に大きな負担がかかり、“椎間板ヘルニア”や“変形性脊椎症”といった厄介な症状を引き起こす原因にもなりますので、心当たりの方は気をつけてください。

時折腰を反らしたり、顎を引いたりを習慣づけるだけでもある程度の効果があると思います。

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