椎間板の構造

最近椎間板ヘルニアに関する質問をお受けする事が多いので、関連した内容を書いておこうと思います。

椎間板ヘルニアの簡単な説明は
こちらをご覧ください。

今回は椎間板についての話です。

椎間板の構造

椎間板とは背骨と背骨の間にあるクッション状の組織のことです。水分に富み、衝撃を吸収したり、背骨をスムーズに動かす役割りがあります。

構造を少し詳しく見ていきましょう。

椎間板は二種類の組織で構成されています。

中央にあるゼリー状の物質のかたまりを”髄核(ズイカク)“、その周りを取り囲む組織を”線維輪(センイリン)”と呼びます。

尚、髄核を支点とする事で、背骨は傾いたり捻ったり色々な方向に動く事ができます。


背が低くなる理由

ちなみに年齢を重ねると身長が低くなりますが、その理由の一つとして椎間板の水分が少なくなる事が挙げられます。

水分が少なくなると椎間板の高さは低くなります。

椎間板は背骨全体で23個ありますので、仮に一箇所で一ミリずつ高さが低くなるとしたら2.3cm背が縮む事になりますね。ただし加齢と共に水分量が減るのは自然の摂理ですので、さほど気にする必要はありません。

椎間板の中の水分量は1日の中でも変化していて、横になると増えますが、立ったり座ったりで重力を受けると少なくなります。

なので起床してすぐの時間帯が1日で一番身長が高く、逆に寝る前が一番低くなっています。

人によっては朝と夜で2cmほど背の高さが変わるようですよ。

椎間板の損傷を予防するには

立ったり座ったりと日常生活を普通に送るだけでも大きなストレスがかかっています。

咳やクシャミをすると通常の1.5倍、中腰で物を持ち上げると通常の2倍の負担が椎間板にかかると考えられています。

椎間板は、こうした大きな力を日常的に受けながらも、しっかりと体を支える働きを担っています。


損傷を予防するには日頃から椎間板に負担をかけにように意識して過ごすことが大切です。

中腰で物を抱えたり、前かがみで座り続けたりすることは知らず知らずのうちに腰の椎間板に大きな負担をかけるので控えるようにしてください。

またスマホやパソコンの画面を長時間見ることも首の椎間板に大きなストレスをかけています。

日常の何気ない動作の繰り返しがヘルニアなど椎間板の障害を招いてしまいますので、できるだけ良い姿勢で過ごすように心がけるようにしてください。

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