成長痛の場合は基本的に筋肉が成長して骨の長さに追いついてくると痛みは和らいできます。
それまでは基本的には安静にするのが一番良いです。
また、少しコツが要りますが、太ももの前の筋肉をストレッチしたり、膝下の痛む箇所をアイシングするのも症状を和らげる効果があります。
どうしてもスポーツを継続しなければいけない場合はテーピングや専用のサポーターなどで対処することもあります。
太ももの前の筋肉はお皿を超えて膝の下の出っ張りについています。
この箇所が上に引っ張られて痛みを生じているので、この牽引力を弱めることで対処します。
具体的には二つ方法があります。
まず一つ目はテーピングでお皿を下に下げるという方法です。
お皿が上に上がらないようにテーピングで動きを制限すると、痛みの出る箇所にかかる牽引力が和らぎます。
これによって症状を緩和させるのが最も手軽にできる方法です。

もう一つは”オスグッドバンド”と呼ばれるサポーターを利用する方法です。
これはお皿の下に圧迫がかかるように出来ている特殊なサポーターで、痛みのでる箇所の上を圧迫し、牽引力のかかる場所をずらすことで痛みを和らげる方法です。

しかしながらあまり無理をしすぎると骨の付着部が引っ張られ続けて変形が残ってしまったり、さらに酷い場合は剥離骨折を起こすこともあり注意が必要ですので、専門家のアドバイスのもと対処していくことをおすすめします。