足首の関節の動き方

今回は足首にある距腿(きょたい)関節と呼ばれる距骨と脛骨、腓骨をつなぐ関節の動きを見ていきましょう。

足首の動き

スネの筋肉が縮むと足の甲や指が持ち上げられてつま先が上を向きます。

逆にふくらはぎの筋肉が働くとつま先が下を向きます。

このように下腿部の筋肉が働くことで足首の関節を動かす事ができる仕組みになっています。

この時、腓骨と距骨はそれぞれ特徴のある動きをします。

腓骨と距骨の動き方

まずつま先を下に向ける時です。この動きは底屈と呼ばれますが、この時腓骨は下に下がりながら前側が閉じるように少し回転します。

そして距骨は先が下を向くようにうなずく方向に回転しながら、距骨全体も前の方に滑っていきます。

逆につま先を上に向ける動きである背屈をする時には、腓骨は上に上がりながら後ろ側が閉じるように少し回転し、距骨はつま先を持ち上げるように後ろに回転しながら距骨全体も後ろに滑っていきます。

距骨が下を向いたり上を向いたり回転する運動のことを”転がり運動”と呼びます。

そして前や後ろにスライドすることを”滑り運動”と言います。

これらの運動の組み合わせで足首はスムーズに動ける仕組みになっています。

骨盤と足首をチェックしてからだのゆがみを見つけてみよう!at 神戸 開催しました

1/11は神戸で骨盤と足首をテーマにしたワークショップを開催しました。

骨盤の前後方向、横方向へのゆがみのパターンと仙腸関節と臀部皮下脂肪や鼠径靭帯など軟部組織へのアプローチによる調整方法、加えて腓骨と距骨へのアプローチによる足関節の調整方法を主なテーマとして取り上げました。

ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。

参加される方のバックグラウンドやニーズによってどこまでテーマを掘り下げれるかが全く変わってくるので、いつも悩みながら講義を進めているのが正直なところです。

結局当初予定していたことがあまりできなかったり、話がそれてしまって実技の内容が変わってしまったりよくしてしまうのですが、その場の流れを大事にして進めていくのが結局は一番身につくのかなという印象ですので、ライブ感も大切にしながらテーマのポイントはしっかりと抑えた講座を作っていけたらと考えていますのでご理解、ご協力頂ければ幸いです。

骨盤と足首はどのようなBodyworkにおいても、かなり大きな効果を出せるテーマだと思います。

リクエストがあれば全国各地で随時開催していきますのでお気軽にご相談下さい。